惰性と怠惰の日々

結婚してアニバーサリーって物が出来た。
モチロン、独身の時もあったけど、特別に意識はしていなかった。
当時はイベントデーであり、記念日という扱いでは無かった。
私の意識の中では、イベントデーと記念日は違う。
イベントデーは楽しいものだ、それを良い事に色々な楽しみを増やす事も出来る。
でも、アニバーサリーは違う。ある意味プレッシャーかもしれない。

そしてアニバーサリーは色々ある。
大事な順番も微妙にある。

そして・・・そのアニバーサリーを失念していた。
モチロン、前日までは意識もしていたしぃ・・・
でも、その当日は色々とあり・・色々と弁解をしてみる。
けど、指摘された時に失念していたのは事実だ。

そのアニバーサリーは、嫁の誕生日。
まっ、誕生日が来て嬉しい年でもないとは思うが、なんらかのアクションは欲しかったらしい。
去年は・・・花束を買って帰った。

だから・・・指摘された時も忘れてないよ、今年も花束を・・
「花束はいらない」って先手を打たれた。
ついでに「ケーキもいらない」「欲しいものは特にない」って二手三手を次々に打たれた。
これは、私がプレゼントを買っても、私の財布からっていうより家計から出る訳だから、家計を預かる身としては欲しくなくなるらしい。

そう、言葉とか態度であらわして欲しいらしい。
優しい言葉とか、優しい態度とか・・・
それぐらいは私の十八番。
でも、そんな状況では嘘くさいのが、バレバレで駄目みたいだ。
だから、結局はとぼけて誤魔化して終わった。

モチロン、私にもアニバーサリーの誕生日がある。
でも、私は・・・嫁ほど悟りを開いていない。
欲しい物は沢山ある。モチロン精神ではない、物質だ。

でも、私の物質好きを知っている嫁は、今回の私の失念で・・・。
アニバーサリーの重要さを認識した一日であった。