惰性と怠惰の日々

この箱はなんなんだろう・・・
答えはＮＨＫ子供番組にある。
名前を「お父さんスイッチ」という。
空いた箱に「あ・い・う・え・お」の文字が書いてあり、ストローが箱の横に取り付けてある。

文字がボタンでストローがアンテナだ。

使い方は・・・
お父さんにボタンの文字を言いながらボタンを押す。
押されたお父さんは、その文字に関わるジェスチャーをしなければ成らない。

これを・・・やられた。
夜、涼しくなったとはいえ、お腹もへり、風呂に入りたい・・と玄関を開けたら、子供が笑顔でこの箱を持って私に向けたのだ。

みなさんなら、どうするのか？
聞きたい。

私・・・
モチロン、スーツから着替える事も出来ず。
「え」・・背中を曲げてエビの真似をしていた。
「う」・・手を頭の上に上げて、ウサギの真似をしていた。
「い」・・足を押さえて「痛いー」って叫んでいた。
・・・もういいだろう。
悪魔の箱の話は・・・

知人が私の為に探してくれた。

今の私の愛車である。
走らない。狭い。燃費は悪い。音がうるさい。内装も陳腐だ。
そんなに売れていないし、すでに車名は消えた。
良い所はないが、なぜか気に入ってもう９年になる。
前から探していたのだが、トミカもチョロＱもなく、プラモデルもこれしかないらしい。

問題は、息子が気が付いている。
隠していたのだが、どこだ、どこだとうるさい。
見つけられて「か・き・く・け・こ」バージョンに変身したら・・

か、かきむしって苦しむ
き、気が狂う
く、苦しむ
け、毛（自分の）をむしって苦しむ
こ、コンチクショウと天に叫ぶ

頼む、息子よ、この箱は守ってくれ。