惰性と怠惰の日々

★旧名 日記でないと思う★

色々と有って・・・
惰性と怠惰で生きています
 
喪中葉書
恒例の年賀状作成。
住所録を確認して・・

引っ越しかぁ〜
結婚したんだよな。
一戸建てを買ったらしいぃ。チト羨ましい
田舎に引っ越したみたい・・
おっ!家族が増えているぜ。



しかし・・・「喪中葉書」
一枚の『喪中葉書』が手元にある。
一枚だけ『喪中葉書』が届いたのではない
今年の『喪中葉書』はもう何枚もある・・なんか例年に比べて多い気もする。
祖母が祖父が。。父が母が・・・
一枚の葉書。。それは小樽からの一枚の『喪中葉書』
故人と出会ったのは・・何時の頃だろう。
世の中、バブルと言われた時代だった。
場所は札幌、寒い日だった事を覚えている。
出会ったのはビジネス。お仕事だった。それから・・
良いお仕事をさせて頂いた。一緒に仕事をした仲間は今、漫画家として活躍している。
色々と有った、クレームで迷惑をかけた事もあった。
お酒を酌み交わした事もあった。

彼も。。
彼の仕事も、
彼の当時の会社が超優良企業であった為、超大手の会社に目をつけられ吸収されていった。
そして当時はバブル、彼は幹部として、東京本社で席を与えられ活躍していた・・・・・・
しかし、バブルが潰れた・・・泡がはじけた。
会社を襲ったのはリストラの嵐・・外様の彼が槍玉に上った。
彼は他の人に席を譲り、部下が残れる為に・・・。
彼は地元に戻った・・・・・
彼は今までの蓄えを基に、小さな小さなジガーバーを開いた。
今まで隠していた、彼の趣味の一環でもあったお酒。
それを味わえるお店を開いた、女の子も居ない。ススキノの小さなお店
でも、彼は嬉しそうだった、楽しそうだった。


あれは9月だったか。。彼からメールが来た。
『体調不良でお店を休みます』
心配はしていた・・

でも・・彼の病気を知っていたので・・彼の体をガンがむしばんでいる事をしっていたので・・
返事が出来なかった・・・・・・・・
返事をすると二度と会えない気がして・・

そんな彼の奥様から、昨日一枚の『喪中葉書』が届いた・・・

もう、彼に会うことが出来ない。合掌
| 独裸絵悶 | 問題シリーズ | 07:14 | comments(2) | - |

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