惰性と怠惰の日々

★旧名 日記でないと思う★

色々と有って・・・
惰性と怠惰で生きています
 
雨の物語問題
それは、梅雨のある日の出来事
今にも振り出しそうな空を見上げながら、
街中を歩く男性二人。

やおら、一人の男性が立ち止まり。
カバンの中から傘を出して広げます。
その横で、連れの男性が。
手の平を広げて。。雨粒を確認しているのでしょうか・・
その男性も程なく傘を広げて歩き出しました。
後から傘を広げた男性が、連れの男性に話し掛けます。
「さすがですねぇ〜」
話かけられた男性。傘を傾けて連れの男性の顔を見ながら。。
「なにが?」

「いやぁ〜さすがセンサーがついていると、他の人より先に雨が感知できるのですね」
「ひとより、優れた所もあるんすねぇ〜」

傘を傾けていた男性。怪訝な顔をして
「センサー?」小さな声で呟きながら、手を頭頂部に・・

そう、その男性は連れの男性より頭頂部の髪の毛の量が少ないのです。

「成るほど」と思わず納得しながらも・・
その男性
傘で隠れて雨に濡れない筈の頬を、なぜか、水滴が一滴
その水滴が、零れ落ちていくのを誰にも知らないのです。

ちゃんちゃん。



| 独裸絵悶 | 問題シリーズ | 06:27 | comments(3) | - |

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