惰性と怠惰の日々

抜け毛・・は多い。
布団のシーツや風呂の排水口を見て落ち込む。
でも、昔に比べたら抜け毛の量は減った。
昔は部屋の掃除をしたら、自分の毛ばかりだった。
毛は以外と掃除がしにくい。
でも、喜んではいない。
それは、抜ける毛が着実に減った事だから・・・

自分で抜け毛を発生させる時もある。
ヒゲの剃り残しが気になる事もある。
そして鼻毛・・・
そして福毛、年を重ねると変な所から毛が伸びている事がある。
また、生えなくても良い場所、例えば耳にも生えている毛がある。

そんな毛は、毛抜きで抜く。
抜いた毛を見ると、しっかりしている。
太いし、毛根もしっかりしている。
自然に抜けた毛と比べると、全然違う。

毛抜き・・
密かな楽しみでもある。
短い毛を毛抜きで摘み、思いっきり引っ張る。
引っ張り方が悪いと、先だけが切れたり、毛が縮んでしまい抜けなくなる。
そして、痛い。

綺麗に抜けると、抜けた満足感がある。
そして
自然に抜け落ちる毛に対しての怒りがあると思う。
髪の毛を抜けないから、他の毛に怒りをぶつけている訳だ。

しかし本当は。
チッとした痛みがあるが、それが変に心地よい事。
その心地良い事が止められない事が・・・好きだ。