2005.06.29 Wednesday
高所問題
私は高い所が苦手だ。
苦手なのは子供の頃からだ。 中学生の時、体の小さかった私は組体操で一番上にさせられる事が多く、組体操は嫌いだった。 一部の人間には羨ましがられたけど、私には恐怖体験でしかない。 それから、高さ方向に成長が止まったり、横に成長したドラえもん体型では、組体操の一番上になる事がなくなったのは、良かった事であった。 高い所に行くと、お尻の穴のところから背筋、そして首筋に電気が走る。 そして、足がすくみ行動不能になる。 ジェットコースターはスタート地点に上がるまでが最大の恐怖時間だ、タンタンタンと機械音がしながら、高いスタート地点に上がっていく。 ただでさえ高い所が苦手なのに、そこから始まる恐怖体験を考え「降ろしてくれ〜」と叫びだしたくなる。 観覧車でさえ乗りたくない。 あれは、私にすれば絶叫マシーンだ。 しかし、世の中には信じられない人が居て、高い所が大好きだと言う人もいる。 趣味でスカイダイビングなんて・・・信じられない。 昔、自衛隊の空挺団出身の人に話しを聞いた事がある。 最初の降下で、足がすくみ手すりにしがみつき、飛べない人がいるそうだ。 そういう人は、もういい、飛ばなくて良い っといって油断させ、しがみついた手の力を緩ませた所で突き落とすそうだ。 自衛隊のパラシュートは自動開傘なので問題はないそうである。 しかし、私がその立場で突き落とされていたら、恨みしか残らないだろう。 深夜の神社の森で頭にロウソクを立て、わら人形に五寸釘を打ち込む、ぐらいはする。 だいたい、高い所が好きな人は想像力がない。 この足場が崩れたら・・・ 落下傘が開かなかったら・・・ なんて考えないのだろうか? 猿は高い木の上を枝をつたって移動する。 その猿にも「猿も木から落ちる」って格言がある。 猿だって高い木から落ちると私は理解している。 だから、猿でない私は高所恐怖症で良いと納得している。 |