惰性と怠惰の日々

制服・・・・
ウチの会社では、工場勤務者には基本的に、年二回作業服が支給される。
でも、私は職種が違う為に、支給はされない。
でも、作業がある場合がある為に、一応は持っている。
でも、最新版の作業着と違い型落ちの為、微妙に違っている。
でも、重宝している。

工場勤務の場合、職種により年二回の作業服支給でも、作業服が半年持たない人もいるし、逆に余る人もいる。
社内に更衣室があり、通勤は私服に着替える事になっているが、汚れる作業でない人は、作業服のまま車で通勤している人も多い。
そして、作業服のままで買い物やパチンコ・・
下手すれば飲み屋で、出会った事もある。
作業服で、ＮＨＫののど自慢に出場を企んだ人間もいる。（予選落ち）

汚れる作業の人でも、何故か作業服で通勤している人もいる。
それは通勤用作業服から、仕事用作業服に着替えるという意味不明な行為をしている。
中には作業服を改造して、色を染め替えたり・・手間暇掛けて、私服に変貌させているツワモノも存在する。

もちろん作業服には、会社名称と個人名が記入してある。
だから、そういった人達（改造者を除く）は、ある意味で会社の宣伝を非拘束時間でも業務している事になる。
だから、会社支給品をプライベートに使用しても、会社としてはある意味では採算は合うのかも知れない。
それに、家族の人も作業服では、会社との往復しか出来ないからと安心するようだ・・・でも、実情は違うけど・・・。

今、私は最初に申したように作業服を持っていない（最新版を）、だから作業服は純粋に作業に従事する時にだけ使用している。

そう、今と書いた。
実は昔、工場に勤務していた時、作業服で通勤していた事があった。
作業服には・・・実は、隠された凄いパワーがある。
その事を実感した事がある。
それは・・・スピード違反で白バイに止められた時、いつものように作業服を着ていた。

私の作業服姿と、この実直で真面目で素直で・・ETC
と、対面した白バイのお兄さんは、なんと許してくれたのだ。
それも、私が反省した振りをして・・モトイ、反省して無口になり路面を見つめ舌を出し・・出していない。
そうしていたら勝手に「遅刻しそうなん？気をつけて行きや」・・

今、私の作業服は自分の車にいつでも着れるように常備してある。
もちろん、早着替えの練習は欠かせない。