惰性と怠惰の日々

土曜日の展示会・・
場所は大きな材木屋さんで行われたのです。
お客さんは建築関係の方ばかりだったです。

その中。
ドイツ製の木工用のサンダーの電動工具を売っているブースがありました。
サンダーとは、サンドペーパーを高速で回転させて木材を研磨する機械です。
まっ、そこのブースは駅前やスーパーなんかでやっている。
展示即売のブースでして。
作業をしながら、作業をして展示品を即売していく方式です。
今回の場所は材木屋さん。
ですので、材木も小売までしていました。
大きな材木をスライスした板も売っています。

そのブースに。。一人のオッサンが（ランニングに短パン）・・
長さ１メーター幅６０センチ程度の大きな挽き割りした板を持って表れました。
要は。この板を磨けるか。。。って挑戦的な態度なんです。
展示の人、燃えます。手を抜かずに磨きます。
展示の人、大汗を掻きながら磨きます。
展示の人、表、裏、横も綺麗に磨きます。
綺麗です、触るとツルツルです。
あと、表面に塗装をするとお店のカウンターとしても使えます。
それが。。土曜日の午前中。

午後になりそのオッサン（ランニングに短パン）が・・
新たな板（午前中より大きい）を持って表れます。
磨いて欲しいと・・
展示の人、磨きます。
展示の人、顔を見ると。。無表情です。
展示の人、午前中より、凄い人です。
救いは、作業を見るため、少し人が集まっています。
それもあり、展示の人手が抜けません。
それが午後の暑い時間でした。

３時すぎ。。期待通り。。
オッサン（ランニングに短パン）が家族同伴で表れます。
今度は子供の机にでもするのでしょうか・・
少し小さめ（机サイズ）の板を持っています。
オッサンは気を使い、ビールを差し出しながら・・
大声で「これも磨いてくれ〜」と・・・
展示の人、しかた有りません。
展示の人、作業を開始します。
オッサン（ランニングに短パン）は今回、うるさいようです。
そこはもう少し、裏の凹み部分は磨けないだろうと刺激をして・・
展示の人、磨きます。
横の木口部分、机にするなら綺麗にしないと成りませんよね。
ですから、オッサン（ランニングに短パン）が細かく指示をします。
展示の人が疲れて腰を上げると、ビールを勧めて、団扇で扇いであげます。
尚、ビールは主催者の用意したタダのビール。団扇は他のブースで貰ったものです。
奥さんにツマミも持ってくるように指示します。
勿論ツマミのタダのもの。
展示の人、なんとか仕上げます。
展示の人、疲れた顔をしています。

夕方、オッサン（ランニングに短パン）は板を抱えて夕闇に消えていきました。

でっ・・・私の役目は土曜日、展示会は日曜日も行われています。
その日曜日。。メールが入ってきました。
オッサン（ランニングに短パン）が表れました。

勿論、板を持って・・・