2006.05.28 Sunday
寿命問題
神様は、自分とそっくりに作った人間に「30年の寿命を与えよう」と言った。人間は、もっと長い寿命が欲しいと思ったが、黙って従った。
次に、神様はロバを呼んで「お前には50年の寿命を与えよう」と言った。するとロバは「50年も重い荷物を運び続けるのは嫌です。30年にしてください」と頼んだ。それを聞いていた人間が、「私が余った20年をもらいます」と言ったので、神様は人間にロバの寿命から20年を与えた。これで人間の寿命は50年になった。 次に、神様は犬を呼んで「お前には40年の寿命を与えよう」と言った。すると犬は「骨を囓りながら40年も家の番をするのは嫌です。半分にしてください」と頼んだ。それを聞いていた人間が、「私が余った20年をもらいます」と言ったので、神様は人間に犬の寿命から20年を与えた。これで人間の寿命は70年になった。 最後に神様は、猿を呼んで「お前には60年の寿命を与えよう」と言った。すると猿は「皺だらけの顔で60年も子どもに笑われるのは嫌です。半分にしてください」と頼んだ。それを聞いていた人間は「私が余った30年をもらいます」と言ったので、神様は人間に猿の寿命から20年を与えた。これで人間の寿命は100年になった。 人間は30歳までは神様にもらった命なので、何の苦労もなく楽しく生きる。30歳から50歳までは、ロバの寿命をもらったので、鞭で打たれながら重い荷物を背負って生きる。51歳から70歳までは、犬の寿命をもらったので、ため込んだ財産を守りながら、びくびくおびえて生きる。71歳から100歳までは、猿にもらった寿命なので、皺だらけの顔で背も縮み、子どもに笑われながら生きる。 今日は出先から手抜きの、ある所からのパクリです。 では、今日も重い荷物を担ぎにいきます。 |