惰性と怠惰の日々

その日は寒い朝の出来事でした。
いつものように駅へと歩く私
いつもの道を、いつものペースで歩く私。
そして道端には、ゴミの山がありました。
そう、今日はゴミの日。
これは、どこにでもある光景です。
最近はカラス対策でネットを掛けている所が多いです。
でも、ゴミが散乱してます。
最近はカラスよりたちの悪い人間がゴミを漁るからです。

そんなゴミの中に、廃棄するときは見えないように工夫したと思われるビデオテープが。
そのビデオテープはＡＶ系。

近所に、身辺整理をしてる人が出てきたのです。

思い起こせば・・・
私も身辺整理をした事が何度か・・・
一人暮らしを始めて・・・。
そう、彼女が来る前夜。
でも、廃棄はしませんでした、押入れの中に隠せば良い事です。
そして、身内を泊める時。
これも、一緒です。押入れに直行です。
男友達、これは片付けません。
言ってみれば無料のフリーマッケット状態で、持って行かれます。
ですから・・お宝は押入れに・・・。

でも、そう結婚が決まってから悩みました。
どうするのか、このお宝を。
そのまま、持って行く人もいるのでしょうか。
私の知人は車の後部トランクが倉庫に成っている人がいます。
今の時代なら、ＤＶＤやハードディスクであれば簡単です。
私は結局はゴミの日に処分しました。

だから、その寒い朝。
廃棄されたＡＶテープを横目で見ながら。
おい。ここは通学路ではないけど・・・・・
学生だって通るし・・・駄目だよ〜
などと思う反面で。

結婚が近づいた男性がこの近所にいるんだと、確信を持ったのです。

なにか、変に微笑ましくなったのは・・私だけなんでしょうか。