惰性と怠惰の日々

最近、一番世間を騒がせているのは姉歯設計士の問題であろう。
本当に酷い話だ。
身近にも問題の一つのホテルに泊まった経験のある人がいる。
もし、宿泊時に地震がきていたら・・・怖い話である
でも、一番怖いのは現在も居住している方や近隣の方達であろう。

私自身もマンション住まいだ。
このマンションの設計や構造に関しては、売主や施工業者そして設計の人を信じて購入した、自分で精査できる筈も無い。
それだけに怖くなる。

私の取引先の一社においては、設計に疑惑の人達が関与していないかを調査している会社もある。
問題はないようだが、顧客からの問い合わせが多いらしい。

自分の身になったら・・・想像もつかない。
先日、年末調整の用紙を提出して自分の住宅ローンの残高を確認した。
もし、自分のマンションが対象であれば、価値は一切無くローンの残高だけが残る事になる。

テレビにデベロッパーの社長が頻繁に出演して「自分は被害者」だと大声で叫んでいるのが印象的である。
デベロッパーとしては、安く作る事は当たり前であり悪い事だとは思わない。
でも、興奮して大声で正義を叫ぶ程、あの社長が胡散臭くみえてくる。
彼より、確認審査会社の社長の方が罪は重い筈であるが、
あの社長のテレビ出演は、悪役と黒幕は自分であると言っている感じさえする。
ゼネコン（工事会社）にしても、素人でないから鉄筋が異常に少ない事ぐらいは判っていた筈であり、あの社長より罪は重いと思う。
それだけにあの社長の行動はみにくい。

しかし、やはり最低で最悪は姉歯設計士だ。
そして・・・・
まだ疑惑がある。
自分自身の髪の毛も偽造しているのでないか？

あの頭・・・あれも偽造でないかと睨んでいる。