惰性と怠惰の日々

ボーナスだ。
世間に比べると貰う時期は、一ヶ月は遅い。
でも、八月に出す会社も知っている。
金額は、上を見たらキリが無いが、下をみても・・・
まっ、貰えるだけ幸福だと思わなければ(>_<)。

今回のボーナスで
新しいスーツに外付けＨＤＤ、ソフトも欲しい。
車のナビも古いしぃ〜・・・あれもこれも欲しい。
夢想を楽しんでいた。

その時である。
嫁の声が、あ〜あ〜とうとうポットまで壊れたのよ〜
子供の習い事のぉ〜、ビデオカメラのボーナス払いでしょぅ〜
春に支払いが多かったしぃ〜、帰省もあるしねぇ〜
嫁の独り言で、現実の世界にひきもどされる。

頭の中の品物が音を立てて崩れていく。
仕方がない。
明日からお手伝いモードと、戦いモードに突入しなければなさそうだ。
少しでも好印象を獲得して、恩を売り、嫁に哀れみを誘い、そしてとにかくお金がいる事を認識させて・・・私の取り分を増やさなければならない。
なんとか万札二枚以上を獲得しないと・・・
明日から、洗い物に、片付けに、お買物に・・・・

嫁の独り言は・・・
よく考えると、全てを計算しているのかもしれない。

追記、嫁の声が・・
「お手伝いモードに突入してくれるなら、渡すのはもっと後にしようかなぁ〜」

私は馬鹿だ・・・